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北京建築視察3

2010年12月6日

旅行

3日目。
あいかわらずの曇天、極寒の中、天安門広場へ。

天安門は古来、皇帝の居城だった紫禁城の正門。
広場はかつて毛沢東が「中華人民共和国」の宣言をしたことで知られ、
天安門事件では暴動が起こり、軍の戦車がここを占拠した。
計24人の皇帝が約500年の間、政務を執った紫禁城跡が「故宮博物院」となっている。
老朽化した施設は、北京オリンピックを機に、国家をあげての改修に着手。
いまだに続いているようで下の写真の通路脇の広場床がガタガタなのがわかる。

門をいくつもくぐり、殿をみて歩いて裏門に着くまで半日。
それもそのはず、敷地は南北960mx東西750m。

隣接の景山公園からは故宮を一望できる。
(霧がかって見えるのは、光化学スモックや黄砂の影響らしい・・)

世界遺産「天壇公園」へ。
ここは故宮を取り囲む4つの「壇」(祈祷所の意味)の中でも最も重要な場所で
かつての皇帝が五穀豊穣を祈った聖地とされる。
天壇を象徴する「祈念殿」は木造で釘を1本も使わない工法。

柱は、くすのき。
直径が1mほどあろうか、主たる4本は四季を表し、その他も全て意味をなしている。


敷地は故宮の4倍もあり、市民は路面に水筆で文字を描いたりしている。


夜は王府井(ワンフージン)の夜市へ。

雑貨屋や屋台がひしめき、そこはB級グルメの宝庫。
サソリや、ヒトデの干物や、タランチュラ、幼虫らしきものの串モノなど。。。

最終4日目。
最後によった建物は「北京市規画展覧館」。
ここは北京の歴史と、現代を見せる施設で、中国人の修学旅行的なスポットなのか
多くの学生でごった返していた。
中でも街全体の模型が一面に広がるフロアは圧巻。

鳥の巣の模型も。

当時の設計コンペに出品されたのであろう、アンビルドの模型が床ガラスの下に展示
してあったので、興味深く観ていた。

ツアーなので現地ガイド先導による、お土産もの屋さんに連行?される。
水晶や烏龍茶、掛け軸、寝具にいたるまで、何件廻ったことか。
毎日の旅程にきっちり組み込まれておりました。
とはいえ、自身初めて訪れた中国。そして北京。
食事も含め、文化に触れるのはよい体験でした。

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