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milano salone 2011

2011年6月15日

デザイン

今年もミラノサローネに行ってきました!
といいたいところですが、panasonic電工主催の報告会を聴講してきました。
その中でいくつかピックアップしてご紹介。
まずLighting。
やはりLEDが主流。
日本企業ではTOSHIBAが「Luce Tempo Luogo<光・時・場>」と題した
大型インスタレーションを展開。
100年もの歴史を刻んだ建造物を舞台に、太陽の光とLEDの光を対峙させながら
未来の照明の可能性を追究。
下はエントランスアプローチ。

panasonic電工は、イタリア人デザイナーのフェルッチョ・ラビアーニを起用。
展示コンセプトの「piano-forte(ピアノ・フォルテ)」とは、イタリア語で音の強弱を意味。
光もダイナミックかつ繊細に操ることで人の心を豊かにする多彩な表現を生み出すと。
「天から降り注ぐ光」では人が近づくと上部に設置されたLED照明が反応して
光のバリエーションを展開。

有機EL照明も見応えあり。
三菱化学は鄭秀和を起用。

続いてはFurniture。
初出展のHERMESは、会場デザインに坂茂を起用。
代名詞の「紙管」は撤収後再利用できると。

常連、吉岡徳仁はMOROSOから「MOON」

もやがかかって見えるのはインスタレーション「TWILIGHT」
たちこめた白い霧に光のすじが何本も走る幻想的な空間にぼんやりと行き交う人影。
霧は、置かれている椅子だけでなく、来場者のパーソナリティをも消して、
世界からその存在を隠してしまう。
どんな派手な服を着ている人もここではみんなグレーになって、霧の中に透過していく。

少々大げさに言えば「もうモノを見せない」というある意味、究極の境地に至って
しまった氏の来年の作品に注目なのである。
今回日本人デザイナーで最多出展はnendo。
椅子にシェルフ、テーブル、キッチングッズ、インスタレーションと、
クライアント数はなんと12、出展アイテム数は17。
どれも大舞台の主役ではないが、ウィットの富んだささやかなデザイン。
カッペリーニから出ていた「sekitei-chair」は座面が「石庭」模様。

他には、pantonの背面を顔にアレンジしちゃった、ファビオ・ノベンブレの「NEMO」

カンページはファスナーで両端をつなげてベッドやプライベートな
スペースが作れるというこちら

スウェーデンの建築設計事務所Tengbomは、老舗の家具メーカーとのコラボで
こんなカフェチェアを。
コレ、椅子でなく、一体の「ソファ」なんだとか。

アウトドアで使えるガーデン家具も各社オンパレード。
DEDONからはこんなかご型。。チェア?

CassinaはコルビュジェのLC2の屋外仕様を出展。
他社では、完全屋外OKをアピールするのに、会場で家具にシャワーを浴びせてたり、
プールに沈めてる笑えるパフォーマンスもあり。。。
他に笑えるのはfiat500を使ったソファ。
イタリア人ったら。。。。

車つながりでminiはこんなインスタレーション。

建築ではザハハディド(プリッカー賞ホルダー)のインスタレーション。

ミラノ大学のコート800㎡をセラミックのパネルでカバーしています。
デコン(脱構築)のザハにしては少々物足りない??
というカンジで、いかにも行ったみたいに書きましたが、レポを観て聴いて
自分で画像拾ってきただけ。。。
でもいつかは生で観たい!

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