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韓国ソウル建築探訪3

2013年8月12日

旅行

東大門ではザハ・ハディド設計の「デザインプラザ」が間もなく完成。
ザハ・ハディドは以前のブログでも紹介した通り、日本の国立競技場の設計コンペウィナー。
写真は工事用仮囲いに貼られた完成イメージ。


仮囲いの下から覗いて。
予定通りに終わるのかな。。。


一部の施設は入場可。これもザハ作品。
下の写真はカメラ撮影による歪みではなく、斜めの壁に、斜めの開口部。。。


この場所には東大門運動場(グラウンドや野球場)があったそうで、過去の施設紹介
などがされています。

ソウル市内の建築探訪。
ソウル新市庁舎。
かなりの迫力であるこの建物、設計は韓国人ユ・ゴル氏。
日本ではあまり聞かない建築家である。
実はここがポイントで、韓国では建築家の社会的地位が尊重されていないようである。
この建物も基本設計だけユ・ゴル氏が担当して、あとの実施設計はゼネコンがやりきってしまい、
建築家の入る余地は全くなかったとのこと。
建築家が下請けレベルの扱いで、総合芸術としての建築が成熟できない環境のようだ。
その点日本は幸いである。
日本はプリッカー賞受賞者をアメリカと並ぶ最多の6人輩出している
(SANAAは2人カウント、今年の伊東豊雄もカウント)のに、
韓国はゼロであることがそれを物語る。。。
(ちなみに伊東豊雄氏はソウル生まれではあるが。。。)


南大門。
韓国の国宝第一号で、2008年放火による焼失からようやく今年復元完了。
新たに管理棟を設置し、警備員を配置。
防犯カメラや熱感知器、スプリンクラーを随所に設置し、防火態勢を大幅に強化したそうです。

ソウル駅旧駅舎は日本統治時代に建てられた代表的建築物。
東京駅に似ているため、設計は辰野金吾に間違われがちだが、東大教授だった塚本靖氏によるもの。

街には高層のオフィスビルや商業施設が建ち並ぶ。


ソウル市で人口約1000万。
仁川も含むソウル都市圏まで含めれば韓国全人口の約半分の2000万人がここで
生活しているという。
道路は常に車で渋滞。

繁華街は人で溢れている。

三清洞はお洒落エリアのひとつ。
ブランドショップやカフェ、ギャラリーが建ち並ぶ。

伝統的な石積工法の壁に、ショップのサイン。
浮脚ハングル文字がgood

市の中央を流れる漢江(はんがん)では遊覧船が往来。

船上から観る「月光レインボー噴水」はちょいやり過ぎ感が否めない。

船着き場。

河川敷ではラジオ局の公開収録。

補足情報。
韓国の代表公演「NANTA」は必見。
是非おすすめします。。。

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