2014年5月30日
多治見の旧家リノベーション進捗。
外部建具設置などを経て、ようやく外壁漆喰の下地工事に着手しました。
完成イメージCG。
漆喰は白の予定ですが、下地の状態が黒い様相で、黒漆喰案も再浮上。
下の写真は防水シートの上に下地モルタルを塗る前の状態。
モルタルの付着を確保するためにラス(金網)を施します。
左官業者の話では黒漆喰は一般的な白漆喰の3倍くらいするそうで、
安易に見積もりを出したがらない。
作業工程で職人が納得いかないと、またはがして塗り直したりするそうで、
「常用」でやりたいという意図があります。
ここで少しレクチャー。
建築工事は一般的に「請負」ですが、請負とは各部位ごとで単価と数量を計上して
契約を交わし工事をします。
これに対して「常用」とは、職人さんの作業単価に日数を掛けて費用を算出する
やりかたで、作業に比例してコストが掛かってしまう訳です。
そうはいってもクライアントさんとしては黒漆喰にするならいくら費用があがるのか
明確にした上でGOサインを出すか判断したいところで。。。
工務店と監督と打合せ、見積もり精査ですね。。。
(こんなことも設計監理の仕事なんです。。。)
内観は手書きパースですが、こんなカンジになります。