建築家 森本初雄の設計事務所。自邸である貴船の家は二世帯で高低差敷地、RCと木造の混構造。
デザイン住宅、ビルトインガレージ、中庭のある家、古民家リフォーム、高級注文住宅、店舗、病院等、名古屋市・愛知県・岐阜県・三重県で実績多数。
毎年イタリアミラノで開催される世界最大級のデザインコンペティション「A’ Design Award 」の
建築・インテリア部門において、「Lap & Wrap」がブロンズ賞を受賞しました。
今後も耐震・耐久性に優れた品質と、快適かつ上質なデザインで、価値ある住まいを提供してまいります。
「デザイン」とはモノの姿、形、単に装飾のことを表すものとして一般に理解されている。
学生の時に読んだ文献では、デザインとは物事を整理整頓してつくりあげていくことだと。
その語源は、ラテン語の「designare」で、日本語では「意匠」と翻訳される。
「意」は意思や想い、「匠」は技術や工夫を意味し、すなわち意匠とは「想いを形にするための技術、方法」となるが、意匠という言葉すら単なる装飾と同義語になっている気がする。
本来の意味をたどると、「デザイン」とは、その姿、形になるまでのプロセスや意図にこそ、その本質があるといえるだろう。
建築設計にあてはめるなら、敷地の条件、法律、構造、コストやクライアントの想いなど、あらゆる要因をまとめ、幾度となく重ねる対話により、建物はつくられていく。
「建築をデザインする」ことこそ、建築家に与えられた使命だと思っている。