2013年8月2日
貴船の家2。
前回ブログ上棟からだいぶ間が空いてしまいましたので進捗をまとめてレポート。
木軸組、金物補強、屋根葺きが終わった段階で、行政の中間検査を受けます。
構造用合板はJIS規格品であること、ホルムアルデヒド基準F☆☆☆☆(☆4つが最高ランク)
であることの確認。
杉板型枠のコンクリート打放は設計者の指摘で少しずつ補修を施します。
木造軸組内観。
ヒノキ無垢材の柱は香りもいいですね。
サッシを取り付け、外部側から透湿防水シートを貼ります。
内側からは発砲ウレタンを壁75mm、屋根裏で80mmとしっかり断熱。
省エネ等級4に相当します。
車庫RCスラブ上のバルコニーではモルタル下地。
FRP樹脂でメンブレン防水を施し、仕上げ処理。
浴室は木造2階部分でユニットバス。
リビングの無垢フローリングを貼り出し。
材は赤みのあるサペリを採用。
外部は透湿防水シートの上に通気層のための胴縁を施工。
さらに合板を貼り、アスファルトフェルト防水シート。
これにモルタルを塗り込むためのラス(金網)を施工。
基礎の段差部などは徹底的に雨浸水対策をチェック、指示。
設計者としては図面を書くだけでなく、こういう隠蔽されてしまう部分を
チェックするなど、現場を監理(管理でなく)することも大事な仕事です。
RC部に木造壁がかぶさる納まりも通気出入口を確保するためのディティール
を現場で指示します。
次回は内外装共に仕上げ着手の状況をレポートします。