福山神勝寺再訪、名和晃平 洸庭。荒波にみたてた石庭と浮遊するこけら葺の舟。
内部約30分のインスタレーションは暗闇の中わずかな光と水面のゆらぎが禅の精神へといざなう。
そう、神勝寺は常石造船が海難犠牲者供養の為開山した禅寺なのである。
境内には藤森照信社務所など。ベラビスタは中村拓志リボンチャペル、堀部安嗣guntu。
前者のベラビスタは元は常石の迎賓館だったし、後者の住宅は常石の社員さんの為の社宅。
尾道は谷尻誠U2に始まりインド建築集団ムンバイのLOGや湊のやども全て常石造船。
備後エリアにおける文化貢献パトロネージュたる素晴らしい会社。
その後は前から来てみたかった鞆の浦。
重伝建保存地区の観光ポテンシャルがありながら、住民が積極的に地域福祉や未来への創造に取組む。
そんなまちの姿勢がさらなる魅力創出に繋がることを切に。