京都2日間。
1日目は宿泊施設設計の打合で市役所、消防等各署をまわり、
夜はクライアントさんとホテルKANRAで会食。
なんとこちら予備校建築からのリノベーションだと。
(ちなみに造園は今年夏に建築士会で庭園勉強会で講義いただいた野村勘治先生でした)
2日目は建築士会メンバーと合流し大阪市立大の倉方先生と近代現代建築巡り。
本願寺伝道院では伊東忠太の様式混在の世界観、武田五一の京都市役所では時代背景からくるある種自由な様式を知り、
他にも、工芸から工業、宗教様式に、セセッション、アールデコまで近代を解説いただいた。
現代では、国立博物館では谷口吉生らしさ、タイムズでは安藤忠雄の凄さ、
かたやリッツ・カールトンでは日建設計大阪 大谷弘明の商業的かつ工芸的な表現を解説いただき、
前川國男の京都会館は香山壽夫のローム会館になってしまったという深いお話。。。
2日目は歴史的、文化的価値ある建築だから残す事例(ソニービルのような有終の美の迎え方もあるとのことで)、
一方で1日目は商業性を優先して残す事例も目の当たりにしたわけで。。。
もっと勉強しなければと思い知らされた京都滞在でした。