2009年8月20日
東京の友人に案内してもらったギャラリーめぐりの際、置いてあった数ある展覧会の案内。
手にした一枚のチラシの写真が僕の中で杉本博司を連想し、その美しさに惚れた。
そこで初めて津田 直という写真家の存在を知った。
友人は会ったことがあるそうで、どうやら津田塾の家系らしい。
偶然にも一宮の三岸節子記念美術館で展覧会をやっているということで
名古屋に戻ってからさっそく足を運んだ。
「果てのレラ」はここ、三岸美術館の企画で、津田氏が最北の礼文島と、最南の波照間島を訪れ
写真として一連の作品にしたもの。
冒頭に引き合いに出したが、杉本氏のミニマルでコンセプチュアルな感じというより、
詩的で情緒的な感じで、これがよい。
自身、幼少時代はひきこもりでほとんど学校に行っていないらしく、顔写真からも繊細な
雰囲気が伺える。(しかもまだ33歳)
杉本氏の写真はもう高くて買えないけど、津田氏の作品なら・・・
欲しい。
ちなみにこの三岸節子記念美術館。
毎年夏休みにワークショップをやっているようで、今年の講師が津田氏。
もう終わってしまっていて、悔しい。
参加したかった。
その模様はこちら(津田氏のHPスタッフブログより)。非常に興味深い。
僕自身、去年に引き続き愛知県企画の寺子屋塾をやるのにこのアイデアとても勉強になる。
津田直。
今後も注目。