2010年2月18日
以前もこのブログで紹介した現在陶芸作家の吉川正道さん、に
貴船プロジェクトの玄関ホールに作品を、と依頼。
先日、ようやく陶壁と壷の用意ができましたと連絡がはいり、
さっそく常滑の工房までに受け取りに行ってきました。
壁には、タテ42cmヨコ45cmの陶板を4枚。(セントレア1Fの陶壁でつかったものと同じです)
床に置いて並べ方を教えてもらいました。
製作過程などの話も聞かせてもらい、下の写真のような鋭利な道具で表面をスクラッチして
釉薬、窯でやくことで青白磁にコバルトブルーの模様が浮かび上がります。
今回陶壁と一緒に用意してもらった壷の、大きい版の製作中状況も見せてもらいました。
(人の背丈ほどあります)
せっかく常滑に来たので、セントレアで吉川さんの作品を観てきました。
「The Water of Life 渚(みぎわ)」
全体でヨコ30mタテ3mほど。(これでざっと2億円だそうです)
数人の指名作家の中からコンペで採用されたそうで、製作中のドキュメンタリーを納めた
DVDもいただきました。
数日後、施工業者に金物固定を依頼し、ようやく取り付け完了しました。
陶壁が備わったことで、コンクリートむき出しの無骨な空間に、色気が加わり艶やかに。
壷を置いた階段下の空間はモルタル素地+ウレタン塗膜で、その水盤をはったような
カンジが作品のコンセプトにあってるかなと。