週末、友人たちと歴史、文化、芸術に触れる散策へ。
熱田神宮境内には実に29の社があり、今回の目玉は2012年から一般に開放された「こころの小径」と境内最北にある清水社と社殿の奥の湧き水。
神話では熱田大神が楊貴妃に化身し唐に渡り、亡くなったあと石碑として戻ったその一部がここにあると。世界三大美人の楊貴妃にあやかり、その水で肌を洗えば肌がきれいになるという信仰がある。(こころの小径エリアは写真撮影禁止)
参道脇には熱田神宮の歴史を解説するパネル。
本宮へ続き第三の鳥居手前にある信長塀は有名だが、その両脇に「西八百萬神社」と「東八百萬神社」があることはあまり知られていない。
八百萬とは「あらゆる」ということを示しており、西八百萬神社とは日本列島のほぼ中央に位置する熱田神宮からみて西日本の全ての神を祀るところ、東は東日本全ての神を。よってこの東西神社と本宮を参れば、日本の全ての神社を参拝したことになると。
御神木である大楠にも注目。この大木には白蛇が生息しており、遭遇できれば幸運が訪れると。事実、ほぼ毎日ここを訪れる名物おじいさんがいて白蛇を何度も目撃。我々が行ったときもその方がいて白蛇の写真を見せてくれた。
次の目的地は東海道五十三次の宮宿。ここから東海道唯一の海路、桑名までは七里の渡しで往来していた。
食も満喫。こちらからほど近い「ニコ天」。開店前から行列が絶えない名店できしめんを。
食後は堀川沿いのTHE CUPS。こちらの店はレセプションのときに訪問 したことがあり、社長も存じ上げるのだが、本業はLEDイルミネーションの開発製造。事業は手広く、キャンピングカーの製造販売やクルーザー運行、ドッグランの経営なども。
そして金山のバンクシー展へ。こちらは予約制で時間で入場規制をしているものの物凄い人出。世界的に見てここまでメッセージ性とパフォーマンス性が高いアートはいまだかつてなかったのではないかと。
アノニマスであることも戦略的。