2007年12月15日
今週は神戸へ行きました。
以前もブログで紹介した、造作キッチン&家具でお世話になっている
WISHの今井社長が、自宅マンションの隣宅を自然素材にこだわって
リフォームしたとのことでお邪魔してきました。
「体感できるモデルルーム」をコンセプトに、さらには宿泊してもらうことで
その良さをアピールしたいとのこと。
ということで泊まってきました!
壁には珪藻土、床には桐の無垢フローリング。
今回は桐を扱うイシモクの石山社長の中国帰りのスケジュールに合わせ
桐についての熱弁付。
おそらく日本で一番桐を知り尽くした第一人者。
今回お会いするのは2回目でしたが、桐の生態の話は興味深かった。
素足で床に触れれば、合板フローリングとは比べ物にならないほど温かいし、
さらに軽い。
なぜなら独立気泡があるから。
学術的には木とも言い切れないとのこと。
逆にいうとその生物構造は草のそれに似ている。
だから「木」ヘンに「同じ」と書くって・・・
桐というと→タンス→高価、と連想しがちですが、利用用途は多彩。
さらに桐の成長は早く15~20年。
杉は約80年、桧は約200年・・・とすれば桐を活用すれば、他の伐採を
抑制できる。すなわち地球環境にも貢献できると。
桐の床材は他社でも見かけますが、その特性を理解していないと
仕上げ塗装がその良さを殺してしまう。
3Mと開発した専用の表面材は、しみや汚れは防ぎ、木が呼吸はできるというもの。
1泊しましたが、やはり室内温度の違いも感じましたよ。
木目の表情も繊細で美しくいいですね。
自分のなかでは、今現在、竹と共に注目の建材です!
翌日は WISH x イシモク のコラボショールーム「KIRIKO」を覗いてきました。
センスのよい家具もいくつかあり、なかなかGOODです。
下の写真は桐の玉をプールにしたもの。
ショールームでは腰掛けた椅子のあしもと、机の下の桐箱にこの桐の玉をいれており、
そこに足をいれてみると不思議な感覚!
抗菌、消臭効果や保温効果もあり、さながら堀こたつです。
北野の異人館界隈にあり、観光ついでに是非覗いてみてください。