2006年10月28日
MESH環境デザインフォーラムに出席してきました。
毎回多彩な講師陣を招いてデザイナーやクリエイターにもっと勉強してもらおう
という会なんですが、今回のテーマは「人間力」。
「デザインはデザイナーの人間性によって大きく変わる」ということをパネラーの
実例を交えながら紹介。
今回そのパネラーは名古屋の商業デザインで誰もが知る「神谷デザイン」の
神谷氏や、「鳥居デザイン」の鳥居氏などなど。(まあ名古屋ローカルかもしれませんが)
そんな中で、デザインの領域には「用」「形」「意」があって、最近ではこの「用」「形」の
予定調和が目立つということをある方がいっていた。(別で”批評家”の方もいまして)
そりゃそうでしょ!っていうのもわからなくもない。
極論をいうと、特に建築は模倣の連続で、いかにアレンジするかを追究する
媒体ともいえる。
人が住まうとか、構造はしっかりしてるっていうのは普遍のテーマでそれが
抜本から変わるとか、なくなるなんてことはない訳だし、未知の建材がその都度
生み出されることもない訳で・・・
そんな中でさっきの「意」をいかにその媒体に籠めるか。
クライアントやデザイナーの「意」をいかに建物に投影するかが人間力だと思うし
アレンジするのも人間力かもしれない。
今回はそんなことを考えるセミナーでした。(書き尽くせないのでこの辺で・・)