8月末から9月にかけてスイス〜ドイツ〜フランスへ建築探訪。
1日目はスイス・バーゼル
到着は夕方でしたが、この時期日没が21:30頃なのでさっそく街へ。
まずはヘルツフォーク&ド・ムーロンのメッセバーゼル。
アートバーゼルやウォッチフェアが開催させる巨大な建築です。
実は2004にも訪れたバーゼルにはこれはまだ存在しませんでしたが、彼らの作品スイス鉄道の管制塔
がすぐ近くにあり、この外観もウロコ状の鋼製リブがところどころめくれ上がる意匠でした。
建物の中をトラムが通っています。
見上げる吹抜けはオープンエアでレーザー距離測定器で測ったところ約30M
ライン川と夕日
車と歩行者道の間に単独の自転車道が整備されています。
世界最古の公立美術館。
2日目。レンタカーでバーゼルから国境越えフランスはコルビュジェのロンシャンの教会へ。
学生の頃から観たかった建築が目の前に。。。
手摺の意匠。
内部は大小ガラス窓から差し込む自然光が織りなす厳かな空間
安藤忠雄の光の教会も影響を受けているであろう。。
塔状部から差し込む間接光。
東京カテドラルでの丹下健三も。
モダニズムに触れたあとはドイツに入りヴィトラ社へ。
美術館棟はフランク・O・ゲーリー
内部もそれは複雑な構成。
立体的な展示がいい
美術館裏手。右には生産施設や、配送所施設が広がる広大な敷地
ザハ・ハディドの消防署。
これ何と民間敷地内の施設。
ドイツでありながらスイス、フランスの国境付近という辺境地が故に、街の消防隊が来るのに
時間がかかりすぎるという事で敷地内に建設されたという。
センシティブな照明器具スイッチ。
例に漏れず壁も天井も斜め、床だけは水平でしたが。。。
ヴィトラ社を代表するハーマンミラーブランド以外のいわゆるデザインナーズ家具が年代ごとに
陳列される、さながら家具ミュージアム。
歴代パントン。サイドエッジラインの太さの強弱がうかがえる
面白いお土産グッズが。
これ手帳ですが、安藤の名を冠した方は打放しのテクスチャーを表現。ザハの名を冠したほうは長方形が斜め。
ヘルツフォーク&ド・ムーロンのヴィトラ社ショールーム施設。
敷地内レイアウト
内装はこんな感じで、意図的なピクチャーウィンドウ。
ジョージネルソンのブース。
この建物の設計図。
バーゼルの街に戻り、散策していたら偶然マリオボッタに遭遇(ワタリウム@東京の設計)
3日目はバーゼルからスイス鉄道、TGVを乗り継ぎ目的地はスイス・リヨン。
途中ローザンヌで下車し、レマン湖近くにあるSANAAのロレックスラーニングセンターへ。
スイス連邦工科大学のキャンバス内の施設で、ロレックスが出資した学生会館といったところでしょうか。
床と屋根の二重スラブが三次元的にうねっています。
軽井沢の千住博美術館のような、そこそこの床傾斜加減。
学生達がクッションに寝転がって本読んだり、PC作業してる光景。
他にもこんな施設や
こんな施設や
こんな施設も。
車中からブドウ畑があちこちに。
part2に続く。。。