2/4、建築士会名東支部にて建築家 野沢正光先生をお招きしてご講演いただきました。
テーマとして掲げた環境のお話は19世紀の産業革命、ダーウィンの種の起源まで遡り、持続可能な建築であること、その時代や場所性を活用した建築が有用であるとの前段からご自身の作品紹介へ。
減築されたという作品は、ただ建て直して一から高性能な建築を目指すのではなく、解体に伴うエネルギー消費を抑えるという選択にも環境に配慮する要素があり、このような取組がまさに建築家に期待される資質であると感じました。
2020年には省エネルギー新基準の義務化が打ち出されていますが、建築単体スキンの断熱性能、数字の追求だけではなく、その周辺との関係性にも目を向け、先人の知恵も拝借することで環境配慮を目指すことが可能だと思います。
本来あるべき環境配慮の建築とは何かを問う有意義な講演会が開催できたと自負しております。