2009年11月21日
木造上棟後の内部の状況。
柱は4寸角(12cm角)の桧で特1等品、KD材を使用。
通常無垢の柱には背割れを大きく1本いれますが(柱が呼吸しやすくするため)、
施工会社の特許である四方背割れ(柱4面に浅く溝入れ)とすることで、
木材のあばれを軽減。
梁は米松のKD材、土台は米ヒバの特1等です。
柱と梁に筋違いや、金物を設置し、構造強度を確保します。
断熱材は地下ガレージ直上のコンクリートスラブ上にも施工。
木造壁内、屋根裏にも発砲ウレタン(スプレー状に直接吹付け断熱材を形成)を。
1階天井~2階床下の階層間はグラスウールマットを。
木造部分は床下換気を促す設計のため、外気が侵入する1階床下の基礎廻りにも
発砲ウレタンを吹き、さらに根太間には成型品のポリスチレンフォームを。
床暖房はガス給湯循環式のパネルをフローリング下に施工します。
(下の写真のシルバーのパネル)
木造屋根はガルバリウム鋼板、1寸勾配の片流れ。
軒先以外を三方壁で立上げ(パラペットといいます)、正面からは箱型のフォルムに見せます。
タテハゼ葺きのディティールです。
地下のコンクリート打放部分(杉板型枠)も補修を進めています。
下の写真をご覧ください。
実は点線より左は、全く杉板模様でなかったところを補修で木目を表現。
職人技です。。。
補修を終えた外壁部分は、撥水処理をし耐候性を確保。
今回採用のものは15年~20年に渡り保護します。
サンクンガーデンの階段も補修を終えました。
コンクリートの板が宙に浮いているようです。。。
サッシも枠を先行して取り付け。
玄関ドアも枠がつきました。
枠の上方からぶら下がる線は、セキュリティ装置用と、電気錠用のもの。
当然のことながら、こういった配管類はコンクリートを打設する前に
セットしておかなければいけません。
コンクリート造の設計は現場での工事監理がかなり重要です。
次回に続く。。。