2009年12月2日
前回に引き続き、今回は外装工事の工程を紹介。
まず木造軸組に透湿防水シートを張り、その上から通気胴縁を打ちます。
外壁がサイディングの場合は、この状態にボードを張って仕上げとしますが
この物件ではモルタルで大壁を形成し、リシン吹付仕上とします。
上は建材メーカーの示す一般的な納まりですが、実際はもう少しクラック防止の細工を。
先ほどの通気胴縁に木ズリを打ちます。
その上からアスファルトフェルトを張り、さらにワイヤラスを打ちます。
次にモルタルを施工するにあたり、現場で調合するスペースを確保、手運搬で
左官職人へと連携します。
ラスモル左官中。
1工程目のモルタル完了の状況。ワイヤラスの下地が少しうかがえます。
次にこの上にガラス繊維のファイバーネット(クラック防止)を張り、2工程目のモルタルを施工。
さらに表面を金ゴテで平滑に仕上げます。
外周の足場づたいに下地の平滑状態を目視でチェックし、細部の是正の指示をします。
木造部分外壁仕上げのリシン仕上げについてはサンプルを数種類用意し、再度現場で確認。
外部の色は面する方位で太陽光のあたり方も違うため毎回慎重に決定。
決して机上で決められるものではありません。
そしていよいよ仕上げ工程。
リシン吹付も下地工程を経て、トップコートをします。(吹付しない部位は養生を)
同じく、全面に渡っての仕上げ検査を。
これで雨樋や外部付帯器具が備われば、いよいよ足場の撤去。
外部の全貌については追ってレポートします。