2010年4月24日
NHK教育で毎週土曜夕方放送の「獣の奏者エリン」を家族でずっと観ていた。
子供向けの番組だけど、話の奥深さと主人公の直向きな生き様に心動かされ、
僕と妻が涙していた。(子供には少し難しかったかも)
この春放送が終了し、本も読みたいよね、ということになりさっそく本屋へ。
そして読みきった。
(文庫の1巻は娘が友達に貸し出し中・・・)
講談社の青い鳥文庫(子供向けにリーズナブルな文庫)で文庫本が4冊出ていて、
これはTV放送と同じところで一旦完結している。
実はその後の展開が新たに書き足され、これがハードブックでは3、4巻にあたる。
TVでのストーリーはNHKのサイトを是非。
作者の上橋菜穂子さんは、ファンタジー作家として紹介されるが、自身オーストラリアの先住民族
アボリジニの研究をしていたこともあり、エリンの生き物や自然の摂理に対する探究心はこれに影響
をうけているのだろう。
本では一語一句の描写が、登場人物の背景、心の奥の想いまで、端的でありながら
とてもうまく表現されていると思う。
とにかく感動。
是非一読を。