「モダニストの日本美」@三重県立美術館
石元泰博の単なる写真展ではない。。。
日本の古典美と西洋モダニズムにみる類似とその系譜。
企画展は三岸好太郎の「現代建築は投影する」という言葉から始まる。
当時の最前衛の西洋建築に東洋的なものが現れると。
遡れば、書院造りに見られる装飾のない機能性、規格統一(畳など)、構成美など。
合理性を追究したモダーン。
重なる要素、これらを見いだした先人達。
ブルーノタウトやイサムノグチや丹下健三など建築的視点も絡まり、そして結びに石元氏の桂離宮。
いいです。
下の写真は美術館ロビーにある「柏戸イス」S-7165 by 剣持勇+天童木工
今回の企画展のなかにも登場。
そしてレーモンドホール@三重大学
県立大学が国立大学に吸収されたときに唯一移設された建築。
単純矩形平面、挟み梁でなく最小限の丸太材で構成される架構のあらわし。
登録有形文化財。