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庄司達展@碧南藤井達吉美術館

2010年9月21日

アート

祝日、久々のOFF。
娘達を連れて碧南市の藤井達吉美術館へ。

(トリエンナーレの並行企画としてもピックアップ)
現在こちらで開催中の企画展「庄司達展」の庄司先生。
通っていた大学で非常勤講師をされていて、造形の授業を受講。
(それはそれは興味深い授業で。。。)
昔よく行った一宮のレストラン織部亭や、カフェ野風間、さらには親友の実家にも
氏の作品が置いてあったりと、勝手ながら何よりその作品を好意的に観ていた。
その作品は、シワひとつなくピンと張られ、スキのない、緊張感すら覚える「布」であったり。
ヒモで吊られ、重力に従順な、柔らかなユラギを醸し出す「布」であったり。。。
前述の飲食店の内装コンクリート打放しとの対比としての「布」も面白い。
ということで今回展示の
「SHOJI KITE No.18-2」

「吊られたスカート No.2」

「空間軸の内と外3-航行」  (こちらは展示室内撮影NGのため図録より)

展示室内では、この布の間かつ竹篭の中を靴を脱いで歩くことが可能。
娘達も中を歩き、足元の感触や竹の継ぎ目など興味深くみてました。
そしてこの美術館建築にも注目。
3年前に完成した新しいもので、地域の産物「瓦」の屋根を使いながら、パフォーマンス性の
ある建築という印象。
企画展の大小で一杯、決して大きくはないですが、子供向けのワークショップも継続的に
開催しているようでコンテンツもいいカンジ。

その後名古屋に戻り、トリエンナーレメイン会場のひとつ、芸文センターへ。
僕自身はレセプションで内覧済みなので、娘たちには解説付案内。
こちらも子供の取り込みには周到で、「キッズトリエンナーレ」なるものがあります。
芸文8階には、創作アトリエ「デンスタジオ」があり、子供達が自由にモノづくりを体験可。
さらに、国際美術展では「キッズワークシート」を用意し、作品を探して観てチェックし、
感じたことを書き込んだりします。

「ゴッホやモネは観て綺麗」、「現代アートは難しい」という感想が多いとは思いますが、
ただ見るだけでない、観る体験、感じる体験、少し考えてみる体験が文化意識の向上、
教育になると考える今日この頃です。。

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