2011年4月7日
娘たちを連れてゴッホ展へ。
現在でこそ印象派の巨匠ととりあげるゴッホだが、生前は全く作品が売れず
悲哀に満ちた人生であった。
本作品展では氏の生涯を年代ごとで紹介。
パリ時代では当時先端をいく画家達の影響を受け、色彩が明るさを増していくのが見てとれる。
ゴーギャンと過ごした南仏「アルルの部屋」が忠実に再現されているのも見物。
ここで耳切事件が起こるわけだが、自ら切り落とされたというもっぱらの説を覆す、
「ゴーギャンに切られた」という説が浮上。
その後精神病院に入院するが、ここでは穏やかな日々を過ごし作品も成熟、
事実、代表作もこの時代のものが多い。
しかし間もなくピストル自殺を図り、37歳という若さでこの世を去った。
まさか本人もこんなにも評価してもらえることがわかっていたらと。。。
最近は現代アートばかり気にかけていたが、娘たちにも見せたいと思い
印象派の作品を観に行ったわけだが、作品と作家のその背景をより理解する
よい機会でした。
故郷オランダにはリートフェルト設計の立派な「ゴッホ美術館」があります。
3年前に訪れたときのブログはこちら
展示は4/10まで名古屋市美術館にて。
隣接する科学館もリニューアル。
プラネタリウムは大盛況で整理券が朝のうちになくなる状況。
当面おあずけです。