2011年6月23日
週末伊勢志摩へ。
宿泊は、志摩観光ホテルクラシック。
ここはドラマ「華麗なる一族」で、万俵家一族が毎年正月をここで過ごすという設定で登場。
実際のホテルでの食事のシーンは横浜ニューグランドホテルで撮影されたようですが。。
本当のお目当ては「村野藤吾設計の志摩観光ホテル」
近鉄グループの都ホテルチェーンでは、他にもウェスティン都ホテル京都や、
今はもうない名古屋の都ホテルも村野氏の設計。
出がけに家にあった「村野藤吾 建築案内」をカバンに入れいざ出発。
ホテルは60周年ということで、ロビーに「村野藤吾の意匠 見どころmap」なるものが
置いてあり、僕みたいな客にも粋なサービス。
さっそく徘徊。
本館ロビー中央に鎮座する木製階段と見上げの天井。
フロントカウンターやキーボックスも木製で趣があります。
化粧室入り口にも幕板にさりげない意匠。
旧館は稼働させていませんが、公開されてます。
レストランの入り口。聚落の壁と竹のバランスは古さを感じないデザイン。
障子の組子は繊細で、オリジナルの意匠。
雑誌撮影の背景としてよく登場するそうです。
窓越しの化粧板にも花などをモチーフにした抜きが施してあります。
ロビー西側のバルコニーは深い軒。おそらく夕日の日差しを考慮してのこと。
そしてレストラン ラ・メール。
全盛期には政財界の社交場だったようで皇族のご利用もあった。
シャンデリアも村野氏自らデザインしたもの。
奥にある絵は村野氏と親交があった、あの、レオナール藤田の絵画。
一方で館内の絵画mapも置いてありました。
他には、当時のメニューやパンフ、食器なども観ることができます。
74年の映画「華麗なる一族」ではいくつかのシーンをここで撮影され、
ホテル内にもそのときの様子が紹介されています。
翌日は伊勢神宮へ。
娘達は初めての伊勢神宮。
まずは外宮から順番に。
御正宮前の神聖な積み石でパワーをもらいます。
続いて内宮へ移動。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡り、御正宮へ。
樹齢数百年の大木にもあやかります。
雨あがりでモヤもみえるお宮の敷地は神聖な空気感に包まれ、
心洗われる思いでした。
以上伊勢志摩ショートトリップでした。