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moKA探訪記@富山〜黒部〜松本

休暇を利用して黒部ダム視察は前泊富山、後泊松本。

初日富山。初めて訪れたが街に魅了される。

美術館屋上から望むこの景色はまるでどこか外国の街のようで。

富岩運河はその昔、蛇行する川による水害を抑制するために造られた。今では環水公園の親水エリアは市民の憩いの場。水の流れもほぼなく穏やかな時間が流れ、両岸はかなり広くこの暑さの中でも人々が寛いでいた風景が印象的だった。

「世界一美しいスタバ」と言われるその店や、フレンチの鉄人坂井シェフ監修のレストラン天文橋は仙田満の設計、富山県美術館は内藤廣の設計。

富山県美術館の女性スタッフさんたちの制服がイッセイミヤケのPLEATS PLEASEとはこれもまた素晴らしい。

他にも、道幅が広いうえに高層ビルもそこまで多くはないこともあり、立山連峰もうかがえる。そしてこのトラムが行き交う風景、いいですね。

そして建築探訪。高志の国文学館はシーラカンスの伊藤恭行(名市大教授)

富山市ガラス美術館キラリは隈研吾

富山県庁舎は国会議事堂も設計した大熊喜邦。帝冠様式の渋ビルです。

他にも槇文彦の富山国際会議場や、池原義郎の総合福祉会館など

D&Department ではついつい長居しますね。夕暮れ時に屋外で飲食もgood。

街の魅力度高レベルです。

2日目は早朝から黒部ダムを目指す。

富山からは6つの交通を経由(富山電鉄〜立山ケーブルカー〜立山高原バス〜立山トンネルトロリーバス〜立山ロープウェイ〜黒部ケーブルカー)

立山ロープウェイは自然と景観配慮のため1700mの距離をワンスパンの無柱。

ようやく念願の黒部ダム。観光放水は毎秒10tの水を放出。

映画「黒部の太陽」を観てからというもの、難工事による悲願の完成に感動。現地でもそのエピソードや映画の資料を見学できる。

ダムに見立てたダムカレー。こちらでは放水しないタイプ。水面が青いことにあわせほうれん草カレーであると推測。これを機に全国ダム見学とダムカレー賞味に興味津々。

その後は松本に抜けるのに、関電トンネル電気バスと路線バスとJRを乗り継ぎ。トンネル電気バスは最大の難所だった破砕帯も経由。結果この80mの距離を掘るのに実に7ヶ月を要すことになる。(破砕帯エリアだけトンネル内が青く点灯)

3日目は松本。数回訪れたことがあるが、初の国宝松本城

そして昨年国宝に指定された旧開智学校校舎。当時としてはエポックメイキングな擬洋風建築。教育そのものにも西洋文化や保健、衛生も取り入れ、松本市として独自の姿勢を貫いたと。

信毎メディアガーデンは伊東豊雄。

民藝漂う花月ホテル松本は、エントランス外装リニューアルを永山祐子に。

皆川明のミナペルホネンが松本に。以前は薬局だったという近代建築は2階のレリーフが味、リノベーションの外装タイルはブランド雰囲気を醸し出している。

偶然通りがかったアパレルショップに目が止まり店主にお話うかがうと遠藤克彦の設計だと。内部も写真撮影承諾いただきました。

松本もこれまた城下町の風情が残るよい街。メディアや移動手段が発達した現代においては大都市でなくてもなんら不便ないし、むしろこれくらいのコンパクトシティが心地よく生活するには理想的かもしれない。

松本ではHELLO CYCLINGという自転車シェアリングを初めて利用。電動搭載だし、リーズナブルだし、点在するステーションで乗り捨て可だし、移動はこれで十分。

街のあり方を考えさられる旅でもあった。

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