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宮宿〜垂井宿 美濃路自転車走破

東海道と中山道を繋ぐ美濃路は熱田の宮宿から垂井宿まで全長57km。

過日のことこれを自転車で。

自宅から宮宿までも含め、寄り道と道間違いロスもあり結果90kmも。

美濃路には9の宿場があり、清須宿や大垣宿は城もあり認知度高ですが、起宿の一宮市尾西歴史民俗資料館と旧林家住宅がgood。

昨年度指導していた学生が卒研テーマで取り組んだこの地に興味が湧いたのもあり。

将軍の上洛や朝鮮通信使の通行という、特別な時のみ架けられたという起の船橋は全長850m、船数は270艘を越えたと。

そんな模型や当時の営みが伝わる展示がよいんです。

垂井についたのは夕暮れ間近、帰路は電車輪行です。

      ここからは写真とともに道中を紹介。

源頼朝の生誕地といわれる誓願寺(熱田神宮の西)。頼朝の母は熱田大宮司の娘である由良御前。

断夫山古墳は6世紀前半頃(古墳時代後期)の築造と推定される東海地方最大規模の古墳。

橘町・大木戸は名古屋宿の入り口跡、つまり城下町の入り口だったところ。要所々々ににこのような案内が。

五條橋(五条橋)は、もとは清洲城の近くにあった橋ですが、清洲越しの際に名古屋に移された橋。
清洲越しとは名古屋城完成後の慶長17年(1612)~元和2年(1616)に行われた「首都」の引っ越し。

尾張の中心地だった清洲の武家屋敷、寺社、橋、町屋、門までを移転し、結果として名古屋は栄え清洲は荒野に。
そんな五條橋ふもとには、最近作られた美濃路の道標が。

この周辺は清洲越しで移ってきた商人たちの町で、元禄13年(1700)の大火後、消防や流通のために道幅が四間(約7m)に広げられたため、この「四間道(しけみち)」付いたと。

円頓寺本町商店街に渡る信号交差点には、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、水戸光圀(水戸黄門)の銅像。

枇杷島橋を渡り清須へ。問屋記念館は明治初期に建てられた青物問屋・山田九左衛門家の住居を移築復元したもの。

清洲城は名古屋城が完成した後に廃城になったので、美濃路に清洲宿が開かれた時にはすでにありませんでした。現在の天守は平成元年に完成したもの。

清須宿本陣跡。本陣とは将軍上洛、大名参勤、朝廷の勅使などの宿泊所をいい、明治11年(1878)には明治天皇一行も休憩したと。その後濃尾地震(1891年)で建物が倒壊し火災に遭い、わずかに残ったのはこの門のみ。

六角堂で有名な長光寺は応保元年(1161)平頼盛が創建。若い時の織田信長の遊び場だったらしく、境内奥には信長が好んで飲んだ臥松水と呼ばれる井戸があり、茶の湯や膳にその水を汲んだと。

美濃路沿いにある国府宮神社一の鳥居。実はこの鳥居から本殿まで約1kmある。

尾張国の総社で旧暦の正月13日に行われる儺追神事は、はだか祭りと呼ばれ全国的に有名。
(総社とは特定地域内の神社の祭神を集めて祀った神社のこと)

起宿に着いたらまずチェックしておきたいのが、一宮市尾西歴史民俗資料館。
美濃路の歴史はもちろん、起宿の詳細や資料もあり、また地元スタッフが常にいるので、細かな事や最新情報をチェックできる。

起宿には3つの渡船場があり、一番下流の船橋河戸(ふなはしごうど)の模型が素晴らしい。船橋とは船を並べてつなぎ止め、その上に板などを置いた橋のこと。

将軍の上洛や朝鮮通信使の通行という、特別な時のみ船橋が架けられました。
起の船橋は全長約850m、船数は270艘を越える日本最大の船橋で、当時は起川船橋と呼ばれた。


資料館に隣接する旧林家住宅。美濃路時代の脇本陣です。

現代の橋、濃尾大橋を渡りいよいよ岐阜羽島へ。

墨俣一夜城跡。戦国時代、尾張の織田信長が美濃(現在の岐阜県南部)を攻める時、家臣だった木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)に築かせた砦があった場所です。
一般的には何も無かった河原に上流から木材を流し、一晩で柵を組み立て砦にしたことから一夜城という名前が付いたと。
ともあれ、この様な立派な城があったわけではなく、現在では地元の歴史を伝える資料館に。

揖斐川を渡り、美濃路はいよいよ大垣宿へ。大垣城は慶長5年(1600)の関ケ原合戦時、西軍の石田三成が一時陣を置いた城として有名ですが、江戸時代も大垣藩の拠点として存続した城です。

美濃路は垂井宿手前で中山道と合流。

逆に垂井宿から見ると、ここで中山道から美濃路が分かれています。この街道の分かれ道を追分(おいわけ)といいます。最後時間の関係で垂井宿本陣跡や垂井城跡には行けませんでしたが、なんとか夕暮れ前にJR垂井駅到着。

途中写真撮るために寄り道、休憩しましたが、実走距離90km、時間にして約4.5時間でした。

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