過日の福岡出張。打ち合わせ後ゆっくり滞在したかったのですが翌日授業があり日帰り。
朝一出て昼前着。現場確認しクライアントと打合せ。
夕刻帰る前に福岡銀行本店。設計者黒川紀章1975年の作品。(黒川紀章41歳)
パブリックゾーンにここまで開いていてしかも圧巻の鉛直空間。当時としては画期的な公開空地大ピロティです。
しかもこの広場の下に音楽ホールがあるそうです。(今回は断念)
写真でしか確認してませんが地上部分とは対照的に曲面を多用した有機的な空間。
何よりも素晴らしいのが、市民が芸術に触れる場として銀行がこのようなホールを造ったこと。
高度経済成長期(俗に言われるのが1973年までだが、計画時はその時期内かと)とはいえ、一民間企業の気概を感じる。
名古屋行終発で帰路。