2013年6月23日
下呂温泉・湯之島館へ。
創業82年。天皇、皇后も宿泊した由緒ある旅館で登録有形文化財にも指定。
設計は名古屋の建築家・丹羽英二氏。(丹羽英二建築事務所)
館内には当時の図面も。
敷地5万坪の高台に建つそこは工事も大変だったと総支配人が説明してくれました。
原生林の合間を縫うように建てられてます。
廊下からは瓦屋根の造形。
1階の客室は庭に面し風情あり。
本館の部屋は1部屋ごとに飛騨の名工が腕をふるったそうです。
今でこそ中部を代表的する温泉街ですが昭和8年当時は小さな温泉宿しかなく
名古屋の財界人の社交場としての目的で、実業家岩田洋七氏の命で建てられたとのこと。
こんなダンスホールも納得です。
足湯。
見上げれば軒先の意匠ディティールいいですね。
個室風呂前の廊下床タイルも凝ってる。
他には収納室建具や
照明や
大広間の欄間や天井照明などにも目がいきます。
以上湯之島館建築レポートでした。。。