2016年5月17日
長野県小布施の町を視察。
人口1万人の町に年間100万人観光客が訪れる魅力とは?
核となるのは桝一市村酒造場を営む市村家による開発力。
先祖から続く旦那文化がこの地に葛飾北斎を招き入れ、現代の修景事業にも息づく。
行政の予算に頼る事なく、「場」をつくってきたのである。
高い質を手に入れた「場」は優れた人材も生み、人を呼び寄せる。
宿をとった桝一客殿。
こちらも米国人デザイナーを招き、滞在して設計したというもので、古い蔵を利用している。
移築する際に余った瓦はその後の修繕のために保管されている。
この風景もよい感じ。
こんな蔵の中が宿泊室になっている。
滞在型を意識しているため、客室内に書斎も。
玄関先の靴べら、傘立てに樽を利用。
浴室は米国人らしいデザイナー
排水ピットにも一工夫あり
施設内には宿泊者専用のライブラリー。
こちらは24時間利用可というのも旦那文化の延長にあるものかと。