2007年6月23日
先週、お世話になっている住宅会社の担当の方の計らいで
これまたお世話になっている久野家具デザイン工房の見学に行ってきました。
主にオーダーキッチンを造ってもらっているのですが、もともとは知多半田では
知らない人はいないであろう、ミルキーコークの腕利き家具職人で、その後独立されたとのこと。
その日は、オーダーキッチンの元請であるWISHの今井社長もわざわざ神戸から駆けつけてくれました。
はじめは工房にお邪魔したのですが、思ったより広々。
自分は建物を設計する仕事なのですが、工務店や職人さんたちの手を借りてはじめて
それがカタチになる。久野さんは、イメージしたものを自分の手でカタチにできる。
その象徴でもある工房を見せてもらって、ちょっとジェラシーです。
(かなり昔ですが、溶接でお店の看板を造ったり、和紙でオブジェを造ったり
仲間内でアート展なるものをやったり、最近は自分で手を動かしてないなあと・・・)
そのあと、場所を移動し、久野さんのショールーム、兼ご自宅をみせていただくことに。
玄関を前にして、風情あるシンメトリーな佇まいに立ち止まる
(ちょっとした旅館ですね)
玄関戸も高窓も、お手製です・・・
他にも、テーブルや椅子など、家具は当然のことながら、竹細工のスリットや、木製建具や
キッチンや、床の無垢フローリングまでも、ご自分で実(さね)加工してと、さらにジェラシーです。
のどかな立地もありますが、プレハブ的な工業製品はほとんど使っていない自然素材の
空間で、落ち着きます。(前述のHP内にも掲載なので、是非ご覧ください)
さらに外構もお手製で、生コン車もご自分で手配して、擁壁までつくっちゃってます。
大注目が下の写真。
逆さまにして擁壁に仕込んであるU字溝。。。。 なんとまあ、犬小屋です!
そのあと、三次会? 皆さんで、久野さんが以前家具を納めたお店へ食事に。
酒の肴にデザイン談義。
久野さん夫婦はいい方で、今井社長とも意気投合し、よい機会をつくってもらって
ほんと感謝感激でした。