千葉トライアスロン前日入り車で、途中町田の白洲次郎の旧白洲邸武相荘。
無愛想にかけていると思ったら武蔵と相模の境にあることに由来するんですね。
次郎氏の粋に惹かれてましたが正子さんの生涯も興味、西国巡礼は旅候補リストへ。
東京では長女と合流して国立新美テート展「光」。
テートモダンは建築観たさで行きましたがその属性は実はあまり把握してなくて改めて。
BSぶらぶら美術で紹介あれこれが目の前に!
個人的にはジョンマーティンの「ポンペイ〜」に射抜かれて。
ヴェスピオ噴火は紀元後まもないので空想なのだけれどもその瞬間を見るかの劇場的絵画で。
「ぶら下がったかけら」は482本の糸と紙片による光に色の要素をとりこんで。
実はこれ、梱包は靴箱サイズに納まる作品で輸送が高額になりがちな多作の中で、とてもエコなのです。
オラファー・エリアソンのインスタレーション2つがいいです。
「黄色vs紫」は補色の関係性を利用し知覚の拠り所をつきつける。
「星くずの素粒子」は鉄製フレームにガラス球状多面体が入れ子に。
ボールの回転により二次的な光がうつろい空間を満たす。
鑑賞者は美しさに魅せられがちだが、作家は気候変動を危惧して地球のもろさの意識を促してるんだと。
他にも光といえばのタレルからリヒターやターナー、草間まで。
それはそれは大盛況で。
一方で同じ国立の新美と西美のこの違いは何に起因するのかモヤッとしつつ娘と楽しい会食へ。
惜しい別れの時まで翌日レースのことは全く頭から消えていたのでした。