2015年3月12日
所属する建築士会名東支部で企画した、建築家手嶋保氏の講演会へ。
「光は量ではなく質だと思う」
「材料に惑わされない設計を心掛けている」などなど、色々とメモ、スケッチして
勉強させていただきました。。。
手嶋氏は吉村順三設計事務所で修行された方。
(講演でも吉村氏の意志を受け継いでいるんだな思わせるところが随所に。)
吉村順三といえば、去年のブログで紹介した小説「火山のふもとで」に登場する
初老建築家のモデルといわれています。
その吉村順三氏の代表作の一つで、Docomomoにも選出される「愛知県立芸術大学」。
(Docomomoとは、日本におけるモダンムーブメント建築。。。)
この建物も先日東京で見学した谷口吉郎氏設計の「ホテルオークラ本館」同様、老朽化による
危機に直面している。
先日愛車DeRosaで見学しに行ったときの写真。
ピロティ形式の直方体は、同じくDocomomo選出で、かつ「火山のふもとで」でも
初老建築家のライバルとして登場するそのモデル、丹下健三氏の「広島平和記念資料館」を
連想させるフォルム。。。
こちらも以前見学→2010年8月のブログ
ちなみに、ちなみにですが。
広島平和記念資料館は1955年築、愛知県立芸術大学は1971年築です。。。