2015年5月16日
GWに軽井沢へ。
まずは星野エリアのハルニレ。
川沿いのテラスにはショップが15店舗ほど。
切り妻屋根に黒く施した木板壁、雰囲気良くつくられてます。
いたるところにカラフルなバードハウス。
芝生広場のベンチは屋外なのに本棚付きです。
温泉施設もあります。
足湯ゾーンには鯉のぼり。
そして星のや。
敷地内に取り込まれた川沿いに建つ宿泊棟はそれぞれ個性的な建物。
さすが星野リゾート。
風景としての建築がgoodです。
「石の教会」。
ここは内村鑑三の思想のもとつくられた「無教会」。
実は今回一番観たかった建築です。
設計はライトに師事したケンドリック・ケロッグ氏。
連立する石のアーチ(躯体はRC)は男性的なで荒々しくも、その間にトップライトとなる
ガラスの重なりが女性的でやさしい光をもたらす。
どちらも自然の産物で、まさにオーガニック建築を提唱する氏の真骨頂。
一般の方も大勢見学に来られていて、当日は挙式も。
内部は意外にもコンパクトですが、醸し出すものがあります。
(内部は撮影不可)
一方で同じ集落に建つ「軽井沢高原教会」
こちらは言わずと知れたレーモンドの設計。
こちらはプロテスタントのため華美な装飾はないですが、グラウンドまで達する
切り妻の大屋根と木のグリッドによる正面が美しく、まさに森の中の教会という印象。
そしてもう一つ場所は離れて、レーモンドの教会。
「聖パウロ教会」
越屋根と丸太の合掌がまた違った趣です。
こちらは出入り自由。
「万平ホテル」
友人の結婚式のため訪れて以来15年ぶりくらいで、バンケットなど見学したいと申し出たら
営業時間外にもかかわらず照明も全て点灯してくださいました。
建設当時の図面が額装。
壁際の照明。
ジョンレノンも愛した庭。。。
テラスに面するカフェでひとときを。
こういう空間はいま単純に設計できるわけではなく、年月とともに成熟していくわけで。。。
場所は変わって、ホテルブレストンコート。
レストラン「ユカワタン」はメディアにもよく取り上げられます。
新館は東利恵の設計。
左のパンチング鋼板はまわりの草木をモチーフにしているんでしょう。
次は美術館。
これも今回の目的だった、「千住博美術館」。
西澤立衛設計。
内部が元の地形をそのまま表現した起伏のある構成なのは知って行きましたが
思いの外の急傾斜。スケボーレースにもってこいのバンク加減です。。
内部は撮影不可なので外からいくつか。
床の起伏にあわせて屋根も相当な起伏加減。
裏通用口の庇、アクリルでした。
離れのミュージアムショップ。
脇田美術館。
あいにくまだ今シーズンはOPENしてないようで、裏からアトリエ棟を少し見学。
吉村順三設計です。
庭園を囲むように建つピロティの「小屋」は吉村らしい建築。
最後に、今回宿に選んだのは、プリンスウエストのコテージ。
避暑地の趣たっぷりです。