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ドイツ建築視察vol.5

2015年6月2日

旅行

最終目的地ベルリン着。
中央駅付近は再開発地区で、ホテルなどが数件完成しているが周辺はまだまだ途上という印象。

19世紀、連戦連勝のドイツはその勝利記念に建造したジーゲスゾイレの塔。
最上部には金色の勝利の女神ヴィクトリアがそびえ立つ。
映画ベルリン天使の詩を思い出す。

ユダヤ博物館。
設計はダニエル・リベスキンド。
リベスキンドといえば、NYグラウンドゼロWTC跡地のコンペに当選はしたが諸事情、問題もあり
設計者名にはクレジットされてない。。。

平面はユダヤのシンボル「ダビデの星」が引き裂かれた表現がされており、外壁もみてのとおり
縦横斜めに引っかき傷が刻まれていて、ホロコーストを連想させる。

街の一角がコンクリートブロックで埋め尽くされる場所。
ユダヤ人犠牲者記念碑。
その数2711本。
地盤の起伏や、高さの大小はありながらも、平面的には整然と並べられている。


そしてここはゲシュタポと親衛隊本部があった場所で、恐怖政治によるテロが行われていた。
2010年に完成した展示館。

すぐ横にはベルリンの壁のモニュメントがある。

少し離れたイーストサイドギャラリーは、ドイツ内外の画家が描いた壁画部分の壁が
1.3kmに渡って保存されている。

ポツダム広場は統一ベルリン後に開発された新都心的エリアで、文化の中心でもある。
とにかく高層建築が林立し、建築家の作品の競演。
ヘルムートヤーンのソニーセンター、レンゾピアノのオフィス、リチャードロジャースの集合住宅、
磯崎新のフォルクス銀行本店、ハンスコールホフの高層タワーなど枚挙にいとまがない。




そうかと思うとそのすぐ横あたりには荒れた空き地があったりで、東西統一後の26年が
長いようで短くも思われ、もっと発展するであろうベルリン新都心の今後も楽しみである。
ジャンヌーベルのギャラリーラファイエット。
パリが本店のデパート。


他にも街のあちこちに目に止まる建物がある。









ベルリンにもバウハウスの施設がある。
この展示館の建物は創立者ヴェルターグロピウスの設計に基づき1979年に建てられた。
内部には教師であった、パウルクレー、カンディンスキーなどの絵画や、彫刻、
建築模型などが展示されている。
日本語でのオーディオガイドがあったのも嬉しいサービス。




バウハウスの教師でもあったミースの新ナショナルギャラリー。
スチールとガラス張りという、氏を象徴する建物。


最後にオリンピアシュタディオン。
1936年開催のオリンピックのスタジアムでもあり、原口元気も所属する
ヘルタベルリンのホームスタジアムでもある。


さらにいうと来る6/6に14-15CLの決勝はここで開催される!
シュプレー川沿いを歩いていたら、偶然CLのモニュメントを発見。

バルサとユーベ、果たして勝者は。。。
以上ドイツ視察でした。

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