2006年11月2日
昨日、欧州サッカーチャンピオンズリーグで、チェルシーvsバルセロナ
が行われた。(当然のこと!?ながら朝4:30に起きて観戦)
まだグループリーグの段階で、来年5月の決勝まで先が長いのに、この両者が
対戦する意味は好きな人にはたまらない、屈指の好カードなのです。
それは試合をリアルタイムで観戦するのもそうだが、試合前後の監督の
舌戦も注目される。
話題づくりは専らチェルシーのモウリーニョ監督。
それはそれは歯に衣着せず、相手のチームや、監督、審判などに対して
批判や皮肉を言うわ言うわ。
これに挑発された相手も黙っちゃいられない。
(でもオーナーであるロシアの石油王アブラモビッチの財力で集められた
選手はピッチの上では、そう簡単に負けないのである・・)
サッカー以外でもチームを率いる監督はどんなスポーツでも、その言動に
注目が集まり、常勝チームの監督は「名将」の形容を授かる。
モウリーニョもその年棒からしても、名将の仲間入りをしたといってもよいだろう。
でも彼は選手としての実績はほとんど皆無。父親が名GKで、そのサポートをしたり
色んなチームに所属して通訳やコーチをしてのし上がった。
情報を分析し、実践する策略家としては長けているのです。
だからマスメディアを通じて相手を錯乱させる。
当然批判もされるが、一方でチーム内の選手からの信望は絶大なんです。
(愛妻家で子煩悩でも知られている)
僕の中では日本のプロ野球の落合にかぶるかな
(こちらは選手としても活躍したけど・・しかも寡黙だけど・・)
かたや今回の相手チームのライカールト監督。
彼は俗に言う「名選手」で数々の功績を残してきた。もちろん監督としても
昨季はこのチャンピオンズリーグと国内リーグも制した「名将」といえるだろう。
どちらの監督も尊敬するが目的はただつひとつ勝つこと。
単純明快なんだけど、その裏は深いのである。
モウリーニョはポルトでチャンピオンズリーグで優勝したときも、リーグで優勝
したときも、表彰式でもらったメダルを即行観客席に投げちゃう人。
かっこいいじゃないっすか!
ぜひとも「理想の上司」にランクインしてほしいものです。
↓写真右がモウリーニョ、左がライカールト