2010年8月8日
世間より早めの夏期休暇をとり、旅行へ。
8/1 空路 松山空港から道後温泉。
漱石、子規や軍人秋山兄弟の足跡をたどります。
まずは司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」の名を冠した、坂の上の雲ミュージアムへ。
日本が近代国家へと歩み始めた明治時代を生きた、子規、秋山兄弟の生涯を紹介しています。
設計は安藤忠雄。
平面計画は三角形、その辺をたどる緩やかなスロープを上がりながら展覧する3層建物。
街には路面電車が往来。数本に1本の割合で、坊っちゃん列車に乗れます。
松山城。
1603年築城。天守や門など、その21棟が重要文化財になっています。
天守閣より、松山の街、瀬戸内方面の眺望。
道後温泉本館。
日本最古の温泉といわれています。
過去に使われた、皇室専用の間、浴室や、漱石ゆかりの坊っちゃんの間など見学だけも可。
木造3階建ての建築は風情を感じます。
8/2 松山港からフェリーで広島入り。
ホテルにチェックインしてすぐに宮島へ。
日本三景でありながら世界遺産である、厳島神社。
海上に浮かぶ回廊は荘厳。
能舞台越しに望む大鳥居。
引き潮の時間帯に訪れれば近くまで行けますが、あいにく満ち掛けで。
高さ16mという大鳥居、実は土に埋もれた部分はなく、自らの重みで倒れずに
立っている。(総重量60t)
但し、松杭による地盤強化などの工夫はされているとのこと。
夕暮れ時に平和記念公園へ。
(戦争のこと、原爆のことを娘たちに知ってもらいたく、今回の旅のメインの場所)
平和記念資料館(丹下健三設計)には閉館ギリギリの入場。
ちなみにこの本館は戦後初の国の重要文化財に指定。
展示の内容は戦争の、原爆の惨さがひしひしと伝わります。
地球儀には、世界中における核保有国がその数を立体棒グラフにして展示。
65年前の原爆投下8/6。
今年も記念式典に向けて芝生広場には列席者用のイスとテントが設営されていました。
平和の灯火も丹下健三氏の設計。
下の写真の台座は、両手を合わせて掌を大空に広げた形が表現されています。
その間に灯されている火は、核兵器が根絶するまで燃え続ける。
一日も早くその火が消されることを願って。。。
広島の街にも路面電車があり、昔ながらのチンチン電車風のものや、ヨーロッパで
見かけるトラム風のものが行き交います。
夜は居酒屋で広島風お好み焼きや、焼き牡蠣。
(お通しがミニお好み焼きでした。。。)
パート2へ続く。